みなさん、こんにちは!愛犬は元気にしていますか?
ところで、みなさんの愛犬は留守番をしていて飼い主さんが帰って来ると、お漏らしをしてしまうようなことはありませか?
飼い主さんとしては、思わず「どうして?やめて!」と叫びたくなってしまいますよね。
今回は「犬のお漏らしの原因がお出迎えってどういうこと?」についてご案内します。
犬のウレションはどうして
犬は野生の中で群れで暮らしていた頃は当然にして仲間と一緒暮らしていましたので、ひとりぼっちになることが大嫌いです。
特に、仔犬や若くて留守番に慣れていない犬は、ひとりぼっちになると不安感が強くなってしまいます。
そのため、留守番をしていて飼い主さんが帰ってくると、その喜びを爆発させてお出迎えしてくれます。
飼い主さんが、玄関の前まで来ると、帰宅を察した愛犬が自宅の中でキヤンキヤンという鳴き声が聞こえてきますし、飼い主さんが玄関の扉を開けて姿を見せると、その場でクルクル回ったり、跳びついたりして、挙げ句のはてが「ウレション」つまり興奮のあまりオモラシまでしてしまうのです。
犬のウレションを治すタイプ別の方法は?
犬のウレションが少量の場合
犬のウレションにも色々と種類がありますが、大きく分けると二種類だと言われています。
まず一つ目は、ピチッ、ピチッと少量ずつにあちこちに飛ばすように漏らすタイプのものです。
この場合は、比較的拭き取りも簡単なので飼い主さんも余り手間はかかりません(若干の臭いは残りますが・・・)。
ピチッ、ピチッと漏らすタイプは、興奮のあまり括約筋がゆるんで、つい漏らしてしまうものだと言われていますので、矯正するにはその興奮を抑えてあげる必要があります。
このため、どんなに愛犬が大喜びしていても、何事もなかったかのように無視をしたり、「待て、伏せ」などを命じて愛犬を落ち着かせてあげると、このタイプは比較的簡単に治っていきます。
犬のウレションが多量の場合(喜びタイプ)
次に、二つ目は完全にジヤーッと出し切ってしまうタイプです。
このタイプは、飼い主さんの後始末の手間もかなりかかってしまいますので、何とか止めさせたい行動です。
このジヤータイプは、ウレションの名称どおりに「嬉しい」と「おしっこ」が結びついてしまった条件反射の可能性があります。
例えば、仔犬にペットシーツでオシッコのしつけをするとき、上手に出来ると「いいコ、いいコ」と褒めてしつけることが一般的です。
愛犬にとっては、飼い主さんに褒められることはとても大きな喜びですから、「嬉しい=オシッコ」がインプットされてしまって、一つの条件反射になっています。
そして、留守番をしていて、寂しかったところに飼い主さんが帰ってきてくれると、「嬉しい」という感情が生じて、条件反射である「オシッコ」の放出をしてしまうのです。
また、飼い主さんの反応にも原因はあります。
飼い主さんが帰宅して、愛犬のウレションを見て、「あら大変、大変!」などと慌てて反応していると、愛犬はウレションをすると飼い主さんが反応して喜んでもらっていると勘違いしているのです。
つまり、ジヤータイプは愛犬が条件反射的にオシッコをしてしまうので、この条件反射を書き換えるため、「ウレションする=叱られる」という条件反射に書き換えてあげましょう。
ちなみに、叱るタイミングはウレションを、したら拭き取る前にしっかりと「ダメ」と叱ってあげることが必要です。
オシッコを拭き取ってから叱るのでは、一定の時間が経過してしまうので、愛犬は何について叱られているのかが分からなくなっています。
オシッコをお漏らしした箇所をしっかりと指で指し示して「ダメ」ということで、愛犬は何について叱られているのかを理解します。
犬のウレションが多量の場合(服従タイプ)
また、ジヤータイプのもう一つの原因として、ワンちゃんが飼い主さんに対して「服従を示す失禁」の場合もあります。
これは、性格的に臆病なワンちゃんや甘やかされてきたワンちゃんに多いのですが、仔犬の頃に母犬から排泄行為を教えてもらって育っていく中で「服従する=安心する=オシッコ」と条件反射が設定されてしまっているものです。
つまり、愛犬が幼い頃に母犬(若しくは飼い主さん)に服従していた記憶があり、それが愛犬にとって居心地のよい安心感となり、その安心感で当時の排泄行為とが結びいて、条件反射となって失禁してしまうのです。
この「服従を示す失禁」の場合であれば、叱ってしまうと逆効果となり、愛犬は更に飼い主さんに服従を示そうして、失禁を繰り返すことになります。
このため、「服従を示す失禁」を治すには、無視をするしかありません。
愛犬が、どんなに喜び鳴いても吠えても気づかないふりをするなどして、相手にしなければ、愛犬も興奮しなくなり、オモラシもなくなっていきます。
関連記事:犬が吠える意味が飼い主への要求ならば無視するか気をそらせる
まとめ
上記に記載した内容をまとめますと、次の通りになります。
まず、少量をピチッ、ピチッと撒き散らすタイプは、「お座り、伏せ」を命じて愛犬を落ち着かせるとウレションは治っていきます。
次に、多量に漏らす場合で喜びタイプの場合は、ウレションをすると直ぐに叱ってあげて、ウレションが駄目なことだと教えてあげると治っていきます。
最後に、多量に漏らす場合で服従タイプの場合は、無視をして愛犬を落ち着かせると、ウレションが治っていきます。
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