みなさん、こんにちは!愛犬は元気にしていますか?
ところで、みなさんの愛犬は腎臓は大丈夫でしょうか?
犬にとっては、腎臓病は不治の病であり、飼い主さんとしては本当に悩みの種になってしまいます。
そして、愛犬が腎臓病で元気がなくなり、食欲もなくなってくると、何をエサとして与えたらいいのか分からなくなってきます。
そんなとき、豚肉は元々は肉食の犬にとって好物であり、愛犬は喜んで食べてくれます。
今回は、「犬が腎臓病のときの豚肉を使ったレシピをご案内」についてご案内します。
犬が腎臓病の時にタンパク質は摂取すべきなの?
犬が腎臓病の時に豚肉は与えてもいいの?
それでは、豚肉は腎臓病を患っている犬にとって、良い食材なのでしょうか?
答えから言いますと、十分に良い食材です。しかし、肉ですのでですが、上記分量は制限すべきに記載した1日のタンパク質摂取量の範囲であれば問題はありません。
また、腎臓病になった犬の食事で必要なことは、ダイエット食の真逆で、高カロリー低タンパクな食材が必要となってきますので脂質や糖質を多めに摂取することになりますが、豚肉の場合は脂質を多く含んでおり、適していると言えます。
しかし、豚肉には腎臓病には大敵と言われているリンを100g当たりで180~200mg含まれています。
関連記事:食材ごとのリン含有量(100g当たり)
一方で、調理方法として「ゆでこぼし」と「細かく切る(若しくは、細かく切込みを入れる)」ということによって、多くのリンを排除することができますので、これらによって調理することによって、腎臓病の犬に与える食材として豚肉は適したものとなります。
関連記事:茹でこぼしによる平均的なリンの含有量の割合(りンが残っている割合)
犬が腎臓病を患った時の豚肉を使ったレシピ
【材料】
- 水1.5ℓ
- 出汁パック1つ
- ごぼう100g
- えのき100g
- 大根400g
- キャベツ300g
- ニンジン200g
- しめじ50g
- 豚肉50g×8つ
- ごぼう、大根、ニンジンについては、長さ3~4㎝、幅1㎝程度に細かく切ります。
- キャベツもみじん切りに、えのき、しめじも細かく切っていきます。
- 豚肉は、脂分を取り除いて50gを8つにします(8回分それぞれに豚肉が入るようにします)。
- これらの食材を茹でこぼし(水から沸騰するまで煮込んで、沸騰したらお湯を捨てる)処理をした後、野菜類、キノコ類は15~30分程度水に浸す。
- 鍋に1.5ℓの水とだし汁パックを入れて食材を煮込む。
- 1時間ほど煮込んだら、8回分の食事が均等になるように皿などに分けて(スープ状になっていますので汁も併せて皿に移します。)、スープが冷めたら1回分ごとに冷凍用パックなどに移して冷凍庫で冷凍スープとして保存する。
- 愛犬に食べさせるときに、冷凍パックから鍋に移して温めて、茶碗1/3程度のライスを加えます。
- ほんのりと温かい程度まで温度が下がったところで愛犬に食べさせます。
このレシピは、ほんの一例です。
このレシピは、上記の参考記事でご紹介したレシピを鶏肉から豚肉に変更したものです。
鶏肉から豚肉に変更することによって、愛犬にとって一層美味しそうな匂いを出すことができます。
腎臓病を患った犬に与える手作り食として必要なことは、
① タンパク質を制限すること
② 食材を「細かく切っ(細かく切込みを入れる)」た上で「ゆでこぼし」により調理をする
③ 美味しそうな匂いを出すため電子レンジではなく鍋などで加熱処理をする
の3点です。
みなさんも、この3つの原則を参考にして、愛犬にお気に入りの料理を作ってあげてください。
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