犬が腎臓病で嘔吐したときのガイド/ステージ3 皮下注射・静脈点滴などの療法へ

犬が腎臓病のとき

みんさん、こんにちは!愛犬は元気にしていますか?
ところで、愛犬の食欲がなくなり、体調が悪そうなので獣医さんに診てもらうと腎臓病だと言われると飼い主さんとしてはショックを受けます。

さらに、その後に愛犬が嘔吐までしてしまうと本当にビックリしてしまいます。

今回は「犬が腎臓病で嘔吐したときのガイド/ステージ3 皮下注射・静脈点滴などの療法へ」をご案内します。

 

犬が腎臓病で嘔吐するのはステージ3から

腎臓病とは、犬の死亡原因第3位というデータもあり、不治の病と言われていますので、飼い主さんとしては本当に心配してしまいます。

腎臓としての機能を請け負っている「ネフロン」は、とても犬の生命維持に必要不可欠なものですので、大きな予備能力を持っています。

このため、ネフロンが傷害を受けても予備能力が非常に高く、全体の25%程度が機能していれば健康な生活を過ごすことができます。

このため、症状や血液検査の結果等で飼い主さんが愛犬の腎臓機能の低下に気が付いた時では、腎臓病の症状がかなり症状が進行している可能性もあります。

犬の腎臓病というものは、病気の進行に応じて変化していく血清クレアチン濃度の数値に応じてステージ1~4に区分されていて、それぞれ次のような症状が見られます。

ステージ 血清クレアチニン
濃度(mg/dl)
残存腎機能 症状
1 1.4未満 100-33% 尿濃縮能の低下(尿がうすい)、タンパク尿 臨床症状なし
2 1.4-2.0 33-25% 軽度の高窒素血症 症状はないが多飲多尿の兆候がある
3 2.1-5.0 25-10% 中程度の高窒素血症、全身性の臨床症状(嘔吐・貧血など)
4 5.0以上 10%以下 重度の高窒素血症、全身性の臨床症状 尿毒症

出典元:Iris (International Renal Interest Society)を参照

ステージ1の症状

ステージ1の段階では血液検査では異常は認められません。
ただし、腎臓病の兆候としては、多飲多尿が認められます。

しかし、多飲多尿水は、温度・湿度・運動量などに大きく影響されますので、飼い主さんとしては気付きにくい状況にあると思われます。

けれども、この段階で既に尿濃縮能が低下しているので、尿検査をすると尿比重は低下(薄い尿)しています。

このため、腎臓病の食事療法のスタートは、ステージ1からがおすすめです。

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ステージ2の症状

ステージ2の段階では血液検査でわずかな異常がみられるようになります。

ただし、ステージ1と同様に多飲多尿の兆候は認められるものの、愛犬自身は元気に生活しているので、定期健診で発見される以外は気付かれにくいものです。

なお、多飲多尿の目安は、こちらを御覧ください。

 

ステージ3の症状

ステージ3の段階では症状が表れてきます。

腎機能の低下により血液をろ過できる量が減ってしまうため、老廃物が尿として排出されずに体内に溜まってしまいます。

このため、愛犬がダルそうにして食欲がなくなり、嘔吐、下痢、貧血などの症状がでてくるので、獣医さんに診てもらったときにはステージ3までに進行していたという場合が多いのです。

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ステージ4の症状

ステージ4の段階は生命の維持が困難なほどの重症です。

人が腎臓病を患った場合は透析をしますが、犬の場合は頻繁に透析することができないため、食欲が落ちた上に嘔吐を繰り返し、痩せ細っていきます

また、アンモニア臭の口臭が強くなり、老廃物などの排泄ができないため尿毒症を発症している状態となっています。

 

犬が腎臓病で嘔吐を繰り返す場合の対応方法は?

愛犬が定期健診なので腎臓病と診断されても具体的な症状が表れなかったところで、愛犬の状態が急変して嘔吐などを繰り返してしまうと、飼い主さんとしては本当にショックでビックリしてしまいます。

しかし、この腎臓病に伴う嘔吐・食欲が落ちるという症状には特効薬的なものはなく、一般的に慢性腎不全の治療法である、食事療法、水分摂取(皮下注射・静脈点滴)、活性炭(ネフガードなど)の摂取などを実施していくこととなります。

まず、食事療法はリン、ナトリウム、カリウムの摂取を減らすことを心掛ける必要があります。

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腎臓病用の療養食として販売もされています。しかし、ドライタイプのものは初めは食べてくれるのですが、だんだんと食べてくれなくなる傾向にあり、一方でウエットタイプのものはどうしても高額になり、飼い主さんに経済的な負担がかかることになります。

このため、食材を選別して調理方法を工夫することで手作り食を作ってあげるようにしたいものです。

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また、犬の体内に老廃物が溜まっているため、水分補給をする必要があります。腎臓病が初期の段階では水も飲んでくれるのですが、症状が進行するに連れて水分補給も十分ではなくなってきます。
このため、動物病院などで皮下注射・静脈点滴などの治療法を行ってもらうことになります。
皮下注射・静脈点滴などの治療法については、こちらをクリックしてください。

 

さらに、食事に活性炭(ネフガードなど)を混ぜることによって、腸で老廃物を吸着することによって排出され、腎機能をサポートするという効果が得られます。

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主な治療方法としては、以上のとおりですが、犬それぞれに合った治療法を実施していく必要があります。

犬にとって慢性腎臓病は不治の病と言われていますが、これらの治療方法を組み合わせて、より皆さんの愛犬にあった対応をしていくことにより、長生きしたワンちゃんは多数います。

飼い主さんとしては、手間とお金がかかることではありますが、様々な方法を施してあげてください。

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ゆう

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