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犬の目が白いときのガイド /白内障の手術は?サプリメントは効果的なの?

犬の目のケガ、病気

 みなさん、こんにちは!愛犬は元気にしていますか?

 ところで、飼い主さんが散歩させてあげている犬の中では、あれっ、この子の目って白い?と思ってしまう犬がいますよね。

 実際、私も愛犬と散歩中に知り合いになった犬の何匹かは、可哀そうに白い目をしています。

 これは、人間と同じで白内障という病気ですね。人間も老化してくると白内障になる方が多いのと同じで犬も白内障になってしまうのです。

 しかも、犬の場合は老化を起因とせず、遺伝的な要因による原発性白内障というものが多いため、年齢に関係なく発症してしまいます。

 この白内障という病気は、水晶体という犬の目の中にあるレンズが白く濁ってしまい、視力が低下してしまうものです。

 ちなみに、犬の視力は元々が近視(0.2~0.3)で、色弱(モノクロ)ですので、さらに白内障により視力が低下してしまうと、通常の日常生活の中で、たびたび柱や突起物にぶつかったりということが生じてきます。

 今回は、「犬の目が白いときのガイド /白内障の手術は?サプリメントは効果的なの?」について、ご案内していきます。

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犬の目が白いのは白内障?治療方法は?値段は?

犬の白内障の手術とは?

 犬の目の白内障を根本的に治療するには、手術しかありません。これは人間と同じです。

 手術は、人間の白内障の手術の場合と同様、高周波の振動で水晶体を砕きながら吸引していく水晶体乳化吸引と言われている方法で人工のレンズと交換するという手法です。

 手術費用は、病院によって様々ですが、一般的には一目で約20~25万円程度と言われています。

 ちなみに、人間の場合は白内障の手術は短期間でかつ安全に行われていますが、犬の場合は水晶体が厚くて頑丈であるため、除去するのに時間がかかり眼球の負担も大きくなるため、かなりの高度な技術と医療機器が必要になってきます。

 なお、白内障が進行していってしまうと、ブドウ膜炎や水晶体脱臼、緑内障など、目に激しい痛みを伴う症状を引き起こすことがあります。この場合は、手術が必要となってきます。

 

 犬の白内障の治療法は?効果のある点眼薬とサプリメントとは?

 白内障の進行度合いが軽い場合は、点眼薬やサプリメントで白内障の進行を防止するということも可能です。

 

 まず、点眼剤は「ライトクリーン」という目薬で、1回1~2滴を1日3~5回点眼することによって水晶体の水溶性蛋白の変性等を抑えて、水晶体の透明性を維持させることにより白内障の進行を抑制する効果があります。

 具体的な臨床効果としては、承認時の有効率(不変以上)は89.0%(65例/73例)、市販後の使用成績調査での有効率(不変以上)は87.1%(210例/241例)とされています。

 なお、副作用は総症例429例中のうち5例(1.17%)に認められ、その症状は結膜充血4件(0.93%)、流涙1件(0.23%)、眼瞼充血1件(0.23%)でした。

 

 次に、サプリメントは「アイズワン」というサプリで、ふりかけタイプのもです。
 愛犬の体重に応じた分量を食餌にふりかけます。

 栄養分としては、アントシアニン・ルテイン・アスタキサンチンが配合されており、これらが持つ抗炎症作用が目のケアに効果的です。

 また、DHA・EPA、ビタミンも配合せれているとともに、ワンちゃんが好きなチキン風味です。

 

繰り返しになりますが、これらの点眼薬とサプリメントは、あくまでも白内障の進行度合いが軽い場合には一定の効果があるものです。

 関連記事:犬の目に膜のようなものがあるようだけど大丈夫?

 

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犬の目が白い白内障の原因は?犬種によってかかりやすいはあるの?

 犬の目が白く濁ってしまう白内障の原因は、しっかりと解明されていません。

 このため、残念ながら、白内障の予防策もないのが現状なのです。

 ただ、前述のとおり、白内障の初期段階で進行を遅らせるという点眼薬は獣医さんに処方してもらえますので、早い段階で気が付いてあげることが重要になってきます。

 ちなみに、白内障という病気は、水晶体のタンパク質が劣化して濁ってしまうことによって発症してしまいますが、その種類は、①遺伝的な要因による原発性白内障と、②加齢や糖尿病などに起因する後天性白内障の2種類に分かれます。

 人間の場合、白内障というと加齢というイメージがありますが、犬の場合は①遺伝的な要因による原発性白内障の方が多くなっています。

 ちなみに、遺伝的要因というと、その犬種によって白内障にかかりやすいものがあり、例えば柴犬、プードル、シーズー、ビーグル、マルチーズなどは白内障にかかりやすいと言われています。

 このため、これらの犬種の飼い主さんは、少しでもその症状があれば、白内障の進行を遅らせる点眼薬の処方を獣医さんにお願いされることをお勧めします。

 関連記事:犬の目が充血しているけど、どうすればいいの?

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最後に

 以上が、犬の目が白く濁ってしまう白内障の症状及びその治療法でした。

 繰り返しになりますが、犬は元々視力が近視(0.2~0.3)な上に、白内障になってしまうと更に視界が悪くなってしまうので、日常生活の中で、柱や突起物にぶつかってしまうことが多くなります。

 そして、そのぶつかることによって、更に目に外傷をおってしまうケースもあります。そうするとひどい場合になると、目に角膜潰瘍などが発症してしまうことも考えられるのです。

 また、前述のとおり、犬が発症する遺伝的要因による白内障は、犬が6歳ぐらいからでも発症するため、愛犬のその後も生活を考えてあげると大金を出して手術を受けさせてあげざるを得なくなってしまいます。

 このため、日頃から愛犬の様子を観察してあげることが必要です。

 愛犬が、柱が突起物に頻繁にぶち当たる、段差でつまずくことが多くなった、暗い場所や階段などを怖がるようになった、ちょっとした物音にも驚くようになった、そして、何よりも目が白っぽくなってきたように思われるなど兆候が少しでもあれば、早い目に獣医さんに診てもらった方がいいでしょう。

 そして、獣医さんに診てもらって白内障の初期段階ということであれば、その進行を遅らせる点眼薬を処方してもらってください。

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ゆう

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コメント

  1. […]  関連記事:犬の目が白い?白内障?治療はどうすればいいの? […]

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