みなさん、こんにちは!愛犬は元気にしていますか?
ところで、愛犬は涙やけになっていませんか?
私の知り合いの飼い主さんは、かなり重度の涙やけだったポメラニアンを飼っておられましたが、すっかりと涙やけが改善されていました。
この方法を学ぼうと、別の飼い主さんと一緒に、
- 蒸タオルで温める
- マッサージをする
- 目軟膏を塗る
- まばたきをさせる
という一連のノウハウを学びました。
しかし、うちの愛犬はこれらの施しはできたのですが、一緒に学んだ別の飼い主さんの愛犬はこれらの施しを嫌がり、涙やけが解消されませんでした。
このため、何とかならないかと、その飼い主さんと一緒になって涙やけを治療する方法を調べましたので、今回はその内容についてご案内していきます。
犬の涙やけの治療法として涙を溢れ出なくする
涙やけは、愛犬の目から涙が溢れ出て、下まぶたを涙で湿らせることによって発症します。
この目から涙が溢れ出るという現象は、
- 涙自体の分泌が過剰であるため、目から涙が溢れ出てしまうこと
- 涙が流れていく鼻涙管が詰まっているため、目から涙が溢れ出てしまうこと
- 瞳を覆う涙膜の成分である油分が不足しているため、角膜の水分保持が上手くできず、目から涙が溢れ出てしまうこと
の3つの原因が考えられますが、このうち、多くの獣医さんで診断されるのは、
1.涙自体の分泌が過剰であること、
2.涙が流れていく鼻涙管が詰まっているため溢れ出てしまうこと
への処方です。
そして、それぞれの処方としては、「1.涙自体の分泌が過剰であること」への処方が「逆さまつ毛の手術」であり、「2.涙が流れていく鼻涙管が詰まっているため溢れ出てしまうこと」への処方が「鼻涙管への洗浄」となります。
ちなみに、上記3.への処方は、ポメラニアンの涙やけをケアして治った方法 に記載しているとおりです。
逆さまつ毛やゴミが目に入ることによって涙が溢れ出すことに対する治療法
逆さまつ毛は、角膜にまつ毛が進入することで刺激され、涙が多くでてしまうものです。
この場合、獣医さんに診てもらうと全身麻酔による手術で治療は可能ではあります。
手術費用は病院によって差はあるでしょうが、一般的な言われているもので 片目3~5万円程度です。
しかし、せっかく手術したとしても、その性質上、約30%が再発してしまうと言われています。
また、手術によるのではなく、逆さまつ手の生え方などにもよるのでしょうが、数日に1回ぐらいの頻度で、飼い主さんが逆さまつ毛を切り取ってあげるなどの方法もあります。
この他に、犬の目から涙が溢れ出る理由が、愛犬の目にゴミ・毛などが多く入ってしまうことに起因するような場合もあります。
犬の目に通常よりもゴミ・毛が多く入っている原因は、環境等の様々なことが考えられますが、目に入ったゴミ・毛を取り除くために涙が多くでてしまっているのです。
このような場合は、朝、昼、晩に通常に市販されている目薬で構わないので、たっぷりと点眼してあげて、ゴミ等を洗い流してあげることによって涙の分量が減り、涙やけが改善していくことがあります。
鼻涙管が老廃物で詰まって涙が溢れ出すことに対する治療法
次に、2.涙が流れていく鼻涙管が老廃物などで詰まっているため、目から涙が溢れ出てしまうことへの治療法です
治療法としては、鼻涙管を洗浄して老廃物を取り除くというもので、病院によりますが、検査をせず処置だけなら1万円~5万円、またアレルギー検査や血液検査をした場合はプラス1万円~3万円になります。
この治療法は、鼻涙管に溜まった老廃物を洗浄して物理的に取り除き、涙の流れの出口の流れをよくするというものですが、個体差はあるものの、鼻涙管を洗浄して老廃物を取り除いても、食生活上の老廃物が溜まる原因が解消されていない場合は、再び鼻涙管が詰まってしまうというケースも多々あります。
この治療に当たっては、全身麻酔を必要とするため、一般的には避妊手術などで全身麻酔を行う際に、併せて鼻涙管も洗浄してもらうというケースが多いようです。
その他目の感染症などで流涙症を発症している場合など
また、愛犬の目が何らかの感染症などにかかっていて、流涙症を発症している場合は、抗生物質系目薬を点眼するなどにより、涙やけを改善する効果があります。
また、感染症の度合いによっては、飲み薬が必要なときもあります。
まとめ
今回ご案内した内容は、涙やけを獣医さんに診てもらった際の治療内容などについてご案内させていただきました。
これらの方法は、医学的な見地からの治療法ではあるのですが、いずれの方法も一過性なところがあり、知り合いの飼い主さんも「獣医さんも勧められるのは手作り食」と言っていました。
涙やけは様々な原因があるので、手作り食にすると全てが完治するというのではないとは思われますが、かなり大きなウエイトを占めていることは間違いないようです。
なお、手作り食については、次のところに記載しましたので、興味のある方はご覧ください。
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