みなさん、こんにちは！愛犬は元気にしていますか？
ところで、みなさんの愛犬の目元は臭ったりしていませんか？
知り合いの飼い主さんでポメラニアンを飼っている人がいるのですが、その人と久しぶりに散歩で会って、そのポメラニアンを見てビックリ！なんと涙やけがすっかりと治っていました。
えっ、どうしてこんなに綺麗になったんですか？思わず聞いてしまいました。
すると、犬種的にある程度の涙やけは仕方がないと思っていたけれど、最近は臭いがきつくなってきたので、なんとかしょうと試行錯誤の結果、涙やけが治り、併せて目元の臭いもなくなったということでした。
今回は、その飼い主さんから聞いた、「犬の涙が臭いときのガイド ／涙からの雑菌を防ぐ対処法」をご案内していきます。
犬の涙が臭くなる原因はなにか？
目元が臭くなる多くの場合、併せて涙やけの症状もでている場合が多いです。
ちなみに、涙が臭くなるということはなく、涙によって目元が湿っていて、雑菌が繁殖している状態となり臭いを発しています。
このため、目元の臭いを消すためには、
- 愛犬の目から涙が目元周辺に流れないようにする
- 愛犬の目から涙が目元周辺に流れても雑菌は繁殖しないようにする
のどちらかが、若しくはどちらもできれば目元の臭いを消すことができます。
犬の涙が臭くなったときはマイボーム腺を活発にする
まず「１.目から涙が目元周辺に流れないようにする」という方法には、マイボーム腺を活性化して涙の油分の分泌を増やすという方法があります。
この方法は、ポメラニアンの飼い主さんから聞いた涙やけを改善するためのものと同じです。
涙やけの症状も目から涙が多く流れて、下まぶたから目元周辺の毛に付着して湿った状態となっているために発症しています。一方、目元の臭いも、その目元周辺の湿った毛の状態が臭いを発しているということなので、対処法は同じになるのです。
この対処法は、理論的に人間の目も犬の目も普段の日常生活の中で湿っているにもかかわらず、涙がこぼれ出ないのは瞳を涙膜の油分が覆っているからです。
この方法を実施していくことによって、マイボーム腺に刺激を与えて活性化し、涙膜の油分を多く分泌するとともに、併せて軟膏が涙膜の油分をサポートする役割も果たし、愛犬の目から涙がこぼれ出ることを防ぐ働きをするのです。
犬の涙が臭くなったときは目元周辺の毛を短くする
また、愛犬の目元周辺の毛が涙で濡れて雑菌が繁殖することを防ぐための最も身近な方法は、目元周辺の毛を短くすることです。
つまり、涙が流れでてしまって、まぶたの下の毛に付着したとしても、その毛が短ければ早い目に渇いて雑菌の増殖を抑える効果があるということです。目元周辺の毛を刈って風通しが良くなると雑菌の増殖を抑えるという理屈です。
目安としては、10～20日に１回ぐらいのペースに目元周辺の毛を整えてあげると、愛犬の目元の毛が常に清潔に保つことができ、臭いを防ぐ効果が高まることとなります。
犬の涙が臭いときはトリミングは20～30日に１回、シャンプーは１週間に1回
上記のとおり、目元を中心に飼い主さんが刈り込んでいくと、他の箇所とのバランスもよくありませんので、トリミングの頻度は増やして20～30日に１回ぐらいは実施してください。
さらに、目の上の毛もポメラニアンの大きな目に入ってしまいがちになり、涙が出てしまう原因にもなりますので、トリミングで綺麗にしてあげてください。
また、シャンプーですが、目元が涙で汚れる前に、目元から臭いが出る前に洗い流すことを心掛けていただくよう、１週間に１回は洗い流してあげてください。
ただし、目元へのシャンプーは、シャンプーが目に入ってしまうと、愛犬の目を傷つけという角膜潰瘍の原因にもなります。その結果、涙が多くでてしまうことにもなりますので、注意してあげてください。
犬の涙が臭くなる原因が逆さまつげなどのとき
また、ポメラニアンの涙が臭くなる原因が、
- 逆さまつげ
- 鼻涙管が詰まっている、
ことを原因にして涙が多く分泌され、結果的に目元周辺の毛を湿らせて臭いを発していることがあります。
この場合は、獣医さんに診てもらう必要があります。
ちなみに、①逆さまつげ、②鼻涙管が詰まっている、という症状は、それなりの費用が必要になってきます。
金額は病院にもよりますが、逆さまつげの手術の場合は片目３～５万円ぐらいですが、手術しても30％ぐらいの確率で再発することはあります。
また、鼻涙管を洗浄する費用は、これも病院によりますが、検査をせず処置だけなら１万円～5万円、またアレルギー検査や血液検査をした場合はプラス１万円～３万円になります。
まとめ
以上が、知り合いの飼い主さんに聞いた、ポメラニアンの涙が臭かったときの対処法でした。
ちなみに、うちの愛犬も少し涙やけがあったので、マイボーム腺を活性化を試みたところ、概ね治ったと言えるほどに改善されました。
従前は、犬の目から涙がでるという症状があった場合、そのほとんどの理由が「鼻涙管が詰まっている」と言われていましたが、最近ではここでご案内した「マイボーム腺からの油分不足」も多く言われるようになってきています。
もし、みなさんの愛犬が、ポメラニアンであるか否かにかかわらず、涙が臭かったり、涙やけがあったりする場合は、一度試してみてください。
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