みなさん、こんにちは!愛犬は元気にしていますか?
ところで、みなさんの愛犬も日常生活の中で、他の犬をじゃれあったり、遊んだりしているうちに目の角膜の表面にある組織に傷がついてしまうことがありますが、みなさんの愛犬は大丈夫ですか?
もし、愛犬の目の角膜の表面が傷ついてしまった場合は、とてもわかりやすい症状が現れます。
具体的には、
① 目をしょぼしょぼさせたり
② 目ヤニが多くなったり
③ 充血がひどくなったり
④ 痛がったり涙目になるなど
と飼い主が気づきやすくなることが多いようです。
そして、角膜の傷の放置は細菌感染を招く恐れもあるため、早期に適切な治療が必要になってきます。
しかし、一方では犬の目にゴミが入っていて傷に見えたりすることもあります。
いずれにせよ、早い目に病院に行った方がいいと思いますが、ここでは、「犬の目に傷があるとき/角膜の傷には注意!」についてご案内していきます。
犬の目の傷は角膜潰瘍という疾患
犬の目の病気の中で最もよくあるケース、それが目の角膜の表面にある組織に傷がついてしまうが角膜潰瘍です。
この疾患は、目の大きな犬種は外傷や異物の危険にさらされる可能性が高くなるため、飼い主としては注意してあげる必要があります。
この角膜潰瘍とは、角膜に深い傷がある状態をいい、その後その傷から細菌が侵入して炎症を起こしてしまい、傷を放置してしまうと潰瘍の部分が白くなったり、傷を治すために血管ができて視界が悪くなる可能性もある恐ろしいものです。
また、潰瘍が悪化すると角膜に穴が開いしまって、中には失明してしまう可能性もあります。
関連記事:犬の目にゴミや毛が入ってしまった時はどうやって取ればいいの?
犬の目の傷である角膜潰瘍の原因
犬の目の傷である角膜潰瘍の原因は、様々なケースが考えられますが、主なものは次のとおりとなります。
外傷
自分の爪でひっかいてしまったり、他の犬とのケンカ、目を何かにぶつけてしまうなどが原因です。
乾燥、化学物質
目の表面の水分が少なくなってしまう症状を乾性角結膜炎といいますが、犬はこの症状を引き起こすケースが多々認められ、それが原因で犬の目の傷である角膜潰瘍になってしまうことがあります。
また、トリミングの後にシャンプーやドライヤーの刺激で潰瘍になってしまう場合もあります。
犬の目の傷である角膜潰瘍の予防法
犬の目の傷である角膜潰瘍の原因は、前述のとおり大きく分けて、①目の外傷に起因するもの、②目の乾燥やシャンプーなどの化学物質に起因するもの、の2種類に分かれます。
このうち、①目の外傷に起因するものは、愛犬が日常生活の中で負うものですので、予防策というのはナカナカ難しいと思います。愛犬に遊ぶなと言っても無理な話ですよね。
しかし、中には長毛種の場合、自分の毛が目に入ってしまって外傷になってしまうケースもありますので、毛が目に入らないようカットしてあげるなどの処置は必要だと思われます。
次に、②目の乾燥やシャンプーなどの化学物質に起因する場合であれば、飼い主さんが注意してあげることによって、ある程度の予防はできます。
例えば、目の表面の水分が少なくなってしまう症状を乾性角結膜炎といいますが、犬はこの症状を引き起こすケースが多々あります。そして、それが原因で犬の目の傷である角膜潰瘍になってしまうこともあるのです。このため、目の乾燥の対策として、予防的に点眼をしてあげることによって予防できます。
飼い主さんからみて、愛犬が特に目をぶつけたり、友達とじゃれあったりしていないのに角膜潰瘍を何度も発症してしまうということであれば、愛犬は乾性角結膜炎の可能性もありますので、予防的に点眼をしてあげてください。
なお、目の乾燥は角膜潰瘍だけではなく様々な眼の病気の原因にもなりますので、予防的に点眼をすることは犬の目の病気を防ぐ重要なポイントとなります。
さらに、目にシャンプーなどの化学物質が入ってしまったことに起因するのであれば、その場合は、シャンプー時に気を付けてあげることによって予防していく必要があります
また、角膜潰瘍の初期段階で治療することが最も悪化を防ぐ方法とも言えます。
日常生活の中で、愛犬が目に異常が見られたら、その症状が軽いうちに病院に行くことがベストと言えます。
犬の目の傷である角膜潰瘍の治療
犬の目の傷である角膜潰瘍の治療は点眼薬がメインとなります。
感染が重症になれば点眼の回数を1時間に1回以上になどと増やさなくてはなりませんが、予防的な点眼なら1日1~2回でも問題ありません。
また、犬の目の傷である角膜潰瘍が重症化してしまうと、点眼薬の治療だけでは治すことができない場合もでてきます。
この場合は、麻酔をかけて角膜を除去する手術を行って人工レンズの装着を行うなどの外科的な治療が必要になってきます。
このような目の手術は、一般的な動物病院では治療できないことが多いため、専門病院の受診を勧められることになると思われます。
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— HARU (@HARU40836189) March 9, 2019
最後に
犬の目の傷である角膜潰瘍は、進行してしまうと「眼球穿孔(がんきゅうせんこう)」(穴が開く)を起こし失明してしまう可能性もある怖い病気です。
このため、早いうちに手当てしてあげることが大切です。
ちなみに、角膜は傷が浅いほうが強く痛みを感じます。
愛犬が目をショボショボさせて痛がっていたら、すぐに獣医師さんに診てもらってください。
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