犬の腎臓病/食べないときは好物と混ぜる!注意したい調理方法と頻度は?

犬が腎臓病のとき

みなさん、こんにちは!愛犬は元気にしていますか?
ところで、犬は腎臓病を患って病状が進行していくと、グッタリとして食欲がなくなっていきます。

そして、犬は食欲がなくなっても生命を維持するために、体内のタンパク質などを分解してエネルギーを得ようとします。

しかし、この体内に蓄えたタンパク質等をエネルギーに分解していくという生命を維持するための生理現象は、食べ物としてタンパク質を分解する行為よりもより腎臓に負担をかけることになり、更に悪化していくという負のスパイラルに陥ってしまいます

今回は「犬の腎臓病/食べないときは好物と混ぜる!注意したい調理方法と頻度は?」についてご案内します。

 

犬が腎臓病でドライフードを食べないときは好物と混ぜる

犬が腎臓病を患った際に腎臓を考慮した食事は獣医さんが勧めてくれる腎臓病用のドライフードです。

けれども、残念ながら腎臓病用のドライフ一ドはなかなか美味しいものはなく、愛犬が喜んで食べてくれるようなものはナカナカありません。

そして、ドライフードも開封時には美味しそうな匂いがするので愛犬もある程度は食べてくれるのですが、開封後何日かが経ってしまうと美味しそうな匂いも弱くなっていき、次第に食べなくなっていきます。

このため、ドライフードを①お湯で蒸かす、②レンジで温めるなどによって、美味しそうな匂いを復活させるなどの工夫が必要になってきます。

 

また、愛犬の好物と腎臓病用のドライフードとを混ぜるという方法も効果的です。

犬はご承知とおり臭覚は人の何千倍とも言われていますが、味覚は人の1/3~1/4程度だと言われていますので、好物の匂いでドライフードを誤魔化してしまうのです。

 

例えば、サツマイモが好物な犬の場合は、サツマイモを細かく切り刻んでゆであげた後、30分程度水に浸して、腎臓病用のドライフードをお湯で蒸かしたものと混ぜて与えてあげてください。

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また、ササミが好物だという犬の場合は、ドライフードにササミをドライフードと同じくらいの大きさにカットしたものを混ぜる(リンが多いため茹で上げたもの、回数制限も必要です。)という方法もあります。

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犬が腎臓病のときに好物とドライフードとを混ぜ合わせるときに注意すべきこと

次に、好物と腎臓病用のドライフードとを混ぜ合わせるときに注意すべきことを御案内します。

それは、①好物の食材の調理方法と、②与える頻度です。

まず、調理方法としては、「ゆでこぼし」と「細かく切る」ことを心掛けてください。
「ゆでこぼし」とは食材を水から煮たてて沸騰したら茹で汁を捨てるという調理法をいいます。
この調理方法と食材を細かく切ることで、腎臓病に大敵なリンを食材から排除することができます。

参考:ゆでこぼしによるリン含有量の変化

 

次に与える頻度です。
混ぜる食材は好物なので愛犬は欲しがるでしょうが、腎臓病に必要なのはバランスの良い食事です。

つまり、食いつきが良くなったとしても、偏った食事は腎臓のためによくありません。

このため、例えばサツマイモばかりではなくブロッコリーやカボチャ・ゴボウなどでも試してあげたり、ササミばかりではなく鶏肉ミンチ・豚肉ミンチなども試してあげてください。

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