みなさん、こんにちは!愛犬は元気にしていますか?
ところで、みなさんの愛犬の大切な肉球はケアしてあげていますか?
肉球は、靴を履かない犬にとってとても大切な部位です。
しかし、肉球の周辺が急に腫れてきて、腫瘍になったりすると「大丈夫なの?」と心配になりますよね。
たまには肉球をまじまじ見る。
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— ヨーキーのむっく (@anb18409) January 21, 2021
今回は、「犬の肉球に腫瘍ができたときのガイド /肉球の腫瘍って悪性になりやすいって本当?」をご案内します。
犬の肉球にできものができている!?これはなに?
先日、我が家の愛犬を散歩に連れて行ったあと、いつものように肉球を洗ってあげていると、「ポツッ」と赤ピンク色をした「できもの」が肉球と肉球の間にできていました。大きさにして、約1センチ程度の大きさです。
特に、トゲや何かが刺さったような様子はありません。
そういえば、その日は朝から何度か肉球を舐めている姿を見かけ、気になったので肉球をチェックしましたが、気が付きませんでした。けれども気が付いてみると、若干、歩き方もおかしかったような気がしてきます。
その日は、赤ピンクに腫れた「できもの」については、特に何もせず、いつものように肉球ケアのためにワセリンを塗ってあげ、靴下を履かせてあげて、ほっておきました。
それから、数日後、散歩の後に肉球を洗ってあげていると、赤ピンク色に腫れた「できもの」が2センチぐらいの大きさになっています。色も若干赤くなっているように思えます。
「えっ、なに?もう治っていると思っていたのに!」
「あっ、さては私の見ていないところで舐めていたでしょ!」と愛犬を注意すると、目をパチパチをまばたきをさせていました。
犬の肉球にできた できもの は悪性腫瘍になりやすい?
おそらくですが、うちの愛犬は、この「できもの」に違和感を持ち、その「できもの」を舐めていたのでしょう。
しかも、愛犬は、家族の前で舐めていると注意されるので(肉球とその周辺を舐め過ぎて、皮膚炎になったことが何度かあります)、隠れて舐めていたのだと思われます。
ところで、この「できもの」は何だろう?、ふと疑問に思ってネットで調べてみても、確りと特定することができません。結論的によく分かりません。
ただ、書いてあったのは、
肉球にできた「できもの」は悪性腫瘍になりやすい?!
という内容でした。
う~んそれは困る、まだ6歳なのに・・・けれども、犬にとって6歳はもう中年だし、取り敢えず病院に行こうか
しかし、その日は土曜日で病院はお休みなので、月曜日になって「できもの」の様子を見て、病院に行くか行かないかを決めることにしました。
けれども、私の良くない性として、分からないことは気になります。そこから、本で調べたり、知り合いの飼い主さんにラインして、さらにネットで調べていくと、これがドンドン不安になっていき、翌日曜日の夕方頃には、私はほとんど半泣き状態になって、愛犬に対しては「可哀そうだから外してあげる」とエリザベスカラーを外してあげて、家族に注意を受ける始末でした。
ちなみに、私が調べた犬の肉球や肉球周辺にできる腫瘍は以下のとおりです。
犬の肉球にできた腫瘍にはどのようなものがあるの?
肥満細胞腫:悪性
犬の皮膚に生じる一般的な悪性腫瘍と呼ばれているものです。症状としては、若干色が濃い赤ピンク色をした腫瘍ができます。
この腫瘍の場合は肥満細胞が多数確認されるため、疑いがあるときはFNAと呼ばれる検査をします。
治療には腫瘍を含んだ広範囲な切除が必要で、仮に肉球にできていた場合、指を切断しただけでは根治治療に至らない可能性が高い。
悪性黒色腫(皮膚メラノーマ):良性と悪性
黒色腫は、主に犬の口腔内や皮膚、肉球周辺などの指端部に生じる悪性腫瘍。症状としては、黒色の腫瘤ができるのが特徴ですが、中には皮膚炎のように発赤や痂皮、糜爛や潰瘍(皮膚のただれ)のみから始まることがあります。
この腫瘍は、皮膚に生じる場合は良性であることが多いのに対して、口腔内及び肉球周辺などの指端部に生じる場合は悪性の可能性があるため、早期の検査を実施する必要があります。
扁平上皮癌:悪性
耳や鼻の先端部、口腔の粘膜、陰部の粘膜、肉球周辺などの指端部に生じる悪性腫瘍。症状としては、しこりとしてではなく潰瘍やただれとして現れることが多く、傷や皮膚病と間違われることのある。
皮膚組織球種:良性
腫瘍は高齢犬になるほど発生しやすくなるのが一般的ですが、皮膚組織球腫だけは例外的に若い犬において発生しやすい腫瘍です。症状としては、ドーム状のピンク色の腫瘍ができて、急に大きくなり、ほっておくと治っていきますが、患部を舐めることによって、皮膚炎等を二次発症することも多々あります。
若い犬に発生することが多いため、見た目で判断しやすいものですが、稀に別の悪性腫瘍(肥満細胞腫など)と似ていることもありますので、腫瘤を見つけたら飼い主さんが素人判断はせず、動物病院を受診する必要があります。
犬の肉球にできた腫瘍は良性?悪性?
週明け月曜日となり、愛犬を連れて動物病院に行ってきました。
先週、土曜日の時点では腫瘍を大きさを見てから動物病院に行こうかどうかと決めていましたが、大きさ、色、形など余り変わっておらず、朝一番に予約の電話連絡をして、午後からの診察となりました。
その時の、私と獣医さんとのやり取りは次のとおりです。
先生、うちの子の肉球にできた「できもの」悪性がどうか調べてください。
えっ、そんなにヒドイの?
・・・・・・え~っと、良性ですよ。
えっ、良性かどうかって、検査をしないと分からないでネットに書いてましたよ。
確かに、おっしゃるとおりですが・・・・
けれども、この「できもの」の色、形、大きさからみて、これは、ほぼ間違いなく良性の「皮膚組織球種」ですよ。
ワンちゃん、エリザベスカラーしているので「できもの」は舐めてないでしょ?
舐めていない時に、「できもの」を押してこんなに分泌物がでるのは良性の「皮膚組織球種」ですよ。
安心してください。
結局、その日は心配し過ぎて疲れだけが残る結果となりました。
最後に
結局は、動物病院に行った日は塗り薬をもらって帰宅し、その後、腫瘍は知らぬ間に治っていました。
なんだか、人騒がせな報告になってしまいましたが、愛犬が変調を来すと、どうしてもナーバスになってしまうのが私の悪いクセで、この一件はそれがモロに出た出来事でした。
みなさんが、同じような状況になったときに、参考にしていただければ幸いです。
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