みなさん、こんにちは!愛犬は元気にしていますか?
ところで、皆さんの愛犬は人間に対してマウンティングをするようなことはありませんか?
次のような悩みを持っている人も多いと思います。
遂に犬にマウンティングされるようになってしまった
この場合の1番の有効方法(実戦上)を犬を飼ってる方教えてください😔#犬#マウンティング pic.twitter.com/vJOa9F0wIw— ゆり姉🚗 (@RCF_YuLica) January 23, 2020
飼い主さんならまだしも、お客さんに対してマウンティングされると、「この子、欲求不満なの?やめなさい!」と言いたくなってしまいますよね。
今回は、「犬がマウンティングを人間にするのはどうして?」を御案内します。
犬のマウンティングは性的欲求不満の表れてはありません
犬のマウンティングとは、他のイヌに後ろから馬乗りになって、腰を振る動作のことです。
この行動は、通常は交尾のときに、発情した雌イヌに雄イヌが乗りかかって性行為をするためのものですので、自分の愛犬が人間に対してすると、飼い主さんとしてみれば、恥ずかしく、止めてほしい行動の一つです。
ところが、このマウンティング、雄イヌが雌イヌに対して行なうだけでなく、雄イヌ同士ですることもあれば、オモチャとして与えた縫いぐるみにマウンティングする子もいます。
また、マウンティングは、まだ犬が思春期にすらなっていない幼犬のときから見られ、兄弟同士でじゃれ合って遊んでいるときなどで、ある犬が別の犬の背中に馬乗りになったり、上下が入れ替わっていたりしています。
これは「優位性」を示そうとするマウンテイングで、つまり、「僕の方が立場が上だよ」と序列の優位争いをしているのです。
このような優位性を示すマウンティングの相手には雄雌の区別はありません。
また、犬は成長してもオスメスの区別がなくマウンティングすることがあります。
例えば、先に雌犬を飼っていて、あとから雄犬を飼うようになった場合などでは、先輩の雌が新参の雄に対してしつこくマウンティングをすることがあります。「アタシのほうが先輩よ」ということなのでしょう。
犬が人に対するマウンティングの意味は?
上記のとおり、犬のマウンティングは必ずしも性衝動に駆られてのものばかりではありません。
では人間に対するマウンティングは、優位性を誇示するためのものなのでしょうか?
なかには、大事にされて飼育されて、「自分は人よりも順位が上だ!」と勘違いする犬もいますが、多くの場合は子イヌ時代から人間と一緒に暮らしていると、飼い主さんは愛犬にとって同じ集団生活をする仲間と認識されてしまっていますので、その親しい関係を確認したくて、マウンティングすると受け止めればいいと言えます。
これと同じようなものに、ネコと一緒に飼育すると、ネコにマウンティングするイヌもいます。
このように、犬にとっては本能的な行動であるマウンティングですが、それでも人間の足へのマウンティングは、見た目にもいいものではありません。
このため、愛犬が飼い主さんの足に巻きついてきたら、カクンと膝を折って愛犬を動きにくくしたうえで、「伏せ」「お座り」などの指示を出してやめさせることによって、人にはマウンティングをしてはいけないのだと教えてあげましょう。
さらに、他の犬へのマウンティング癖のある場合は、散歩のときリードをしっかりと握っておき、やってきたイヌにマウンティングをしようとしたら、強く引き、やはり「伏せ」や「お座り」を命令して防いでいくとマウンティングはしてはいけないと理解していくでしょう。
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