みなさん、こんにちは!愛犬は元気にしていますか?
ところで、みなさんの愛犬は自分の身体をペロペロと舐めていますか?
犬にとって舐めるという行為は、吠える、嗅ぐという行為と併せて大切な行為の一つですので、よく自分の体を舐めていると思います。
みなさんの愛犬は、自分の身体のどの部分を舐めることが多いですか?
足を舐め、お腹を舐め、尻尾を舐め、さらには陰部まで舐める子もいて、本当に様々だと思います。
今回は、犬が自分の身体を舐める心理についてご案内していきます。
犬が自分を舐める心理とその影響
犬が自分を舐める理由は様々ですが、主な理由としては次のことが考えられます。
- 愛犬にストレスがたまっている
- 飼い主さんに構ってほしいと思っている
- 犬の足先から出ている汗を舐めている
- ケガや痒みを和らげてるため
- 上記1~4のことが原因で舐めはじめ、現在は舐めることが癖になっている
これらの舐める理由別の犬の心理については、次のとおりです。
犬のストレスがたまっていて自分の身体を舐めている
飼い主さんと愛犬との生活の中で様々なことが考えられますので、飼い主さんのできる範囲の中で、愛犬の悦び度合いと比較考慮した上で改善していってあげてください。
ちなみに、犬のストレスとなっているもののうち、飼い主さんの想像以上に多いのが運動不足が原因となるストレスです。
散歩の時間・回数が減ってきたりしていると、犬にとってそれが運動不足となってストレスに発展していきます。
飼い主さんも、平日はなかなか時間か取れず、散歩の回数・時間を増やすことが無理の場合もあると思いますが、そんな場合は、例えばドックランに連れていってあげる、休日は散歩のために遠出するなどの代替案で運動不足を解消してあげてください。
犬は飼い主さんに構ってほしいと思って自分の身体を舐めている場合
これは、例えば飼い主さんがテレビなどを見ているときに犬がよくする行為です。
或いは、犬がペロペロと自分の足を舐めていて、飼い主さんから『そんなに舐めてばかりいて』と声をかけられたりしたことがあった場合、犬は手を舐めると構ってもらえると記憶して、飼い主さんの前で同じ行動をするようにもなります。
犬の足先から出ている汗を舐めている場合
愛犬が自分の足先ばかりを舐めている場合は、犬の足先の爪と爪の間にある毛穴から出る汗を舐めていることがあります。
愛犬にとっては自分自身の臭いが染み込んだ汗を舐めることで、安心感を得て落ち着いているのです。
しかし、この自分の足先を舐めるのも、寝る前に落ち着くためにペロペロと舐める程度ならいいのですが、しつこく過度に足先を舐めすぎてしまうと、自分の唾液に皮膚が反応してしまって皮膚炎を発症していまいます。
犬はケガや痒みを和らげるために自分の身体を舐めている場合
この場合は、愛犬の行動が普段と異なるため、比較的分かりやすいと思います。
例えば、普段は、後ろ足なんて全く舐めないのに、散歩から帰ってきた後、ずっと舐めているということであれば、散歩中に後ろ足の肉球を傷つけたなどが想定されます。
このため、愛犬が舐め続けている箇所を見てあげてください。
擦り傷を患っていたり、できもの、イボなどができているケースもあれば、触られると痛がるというような重症の場合もあろうかと思います。
もし、触られると痛がるような状況であれば、重症であることも考えられますので、獣医さんに診てもらう必要があります。
舐めることがクセになっている場合
この場合が一番に厄介だと言われています。
肉食動物である犬の唾液は殺菌能力が高く、その分、犬自身の身体でも特定の箇所をしつこく舐め続けると支障を来します。
特定の箇所をしつこく舐めすぎると、まずは毛がよだれ焼けをおこして変色していき、更に悪化すると皮膚が炎症をおこします。
そして、皮膚炎の状態でも、その特定の箇所を舐めるのがクセになっていると舐め続けてしまい、爛れて血が出てかさぶたになって、また舐めて血が出てかさぶたになってを繰り返していきます。
このため、普段から愛犬を観察して、しつこく同じ場所を舐めている場合や、舐めている箇所がひどくよだれ焼けを起こしている場合には、まずやめさせることが必要です。
犬に自分の身体を舐めるのをやめさせるタイミング
犬に自分自身を舐めさせるのをやめさせるのに一番難しいのが、やめさせるタイミングです。
つまり、犬が自分自身の特定の部分を舐めることは決して悪い訳ではなく、「カーミングシグナル」と言われるいわば「落ち着くための合図」でもあります。
この「カーミングシグナル」の分かりやすい例としては、犬が自分の口元を「ペロッ」とひと舐めする光景を見られたことがあると思いますが、そういうもので、犬はその行為によって落ち着いているのです。
このため、反対にそれまで取り上げてしまうと、犬もストレスがたまるだけで、別の問題行動を発してしまう可能性がでてしまいます。
けれども、話は元に戻って、犬が自分自身の特定の部分を舐めることがクセになってしまうと、「ダメ」と言っても飼い主さんに隠れてするようになります。そうなってしまうと、皮膚炎を発症するまで自分自身の特定の部分を舐め続けてしまうのです。
これらを総合勘案すると、飼い主さんが日頃の愛犬との生活の中で、異常性を感じるか否かだと思います。
あれっ、ちょっと舐め方がおかしいのではないか、と思われたら、「ダメ」と言って舐めることを注意して、やめさせてください。
犬に自分の身体を舐めるのをやめさせる方法
犬に自分自身を舐めさせるのをやめさせる方法については、次のところに記載しましたので是非ご覧ください。
最後に
繰り返しになりますが、犬にとって舐めるというのは本能的な自然の行為です。
一方で、特定の箇所を舐め続けてしまうと皮膚炎を患ってしまいます。
飼い主さんとしては、愛犬の本能的な部分をできるだけ尊重してあげたいけど、愛犬の身体を傷つけてまで本能的な行動をしてほしくないですよね。
このため、愛犬が自分の身体を舐めだして、少し集中的に舐めているのではないかと思われる場合は、注意してあげてください。
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