みなさん、こんにちは!愛犬は元気にしていますか?
ところで、犬が腎臓病で食べ物に制限があるとき、どのようなものをあげたらいいのかは難しい問題ですよね。
腎臓の働きが弱くなってしまうと、タンパク質、リン、ナトリウムの排泄が十分ではなくなってしまいますので、やむを得ないところです。
けれども、愛犬も腎臓病を患ってしまうと食欲が低下しますので、食べてもよいと言われている食品はナカナカ食べてくれないというジレンマになってしまいます。
腎臓病になる前はオヤツもあんなに楽しみにしていたのに、市販されている腎臓病用のオヤツを与えても食べてくれないということはよくお聞きします。
こんなとき、果物は水分が多く甘味もあるので好物だという犬も多いと思いますが、その中でもリンゴはリン、ナトリウム、タンパク質の含有量が低く、腎臓病のときにオヤツとして与えることに向いている食材だということが分かります。
さらに、リンゴは犬の腎臓病にとって改善が必要だと云われる便秘の解消に効果があるほか、筋肉の強化や脂肪減少、歯垢付着防止など、様々な効果が得られます。
そして何より、リンゴが好きだという子が結構多いのです。
マロンの大好きなリンゴをたくさん頂きました😊
さっそく気になるマロン😸
匂いで分かるのかなぁ🍎😆#犬 #コーギー #愛犬 #corgi#リンゴ pic.twitter.com/Y0fUMZEgSQ
— マロンの父さん (@cogi_zaemon) December 21, 2018
今回は「犬が腎臓病/リンゴはオヤツに最適/皮をむかず、種は必ずとって!!」をご案内します。
リンゴの成分は?
愛犬が腎臓病を患ってしまった場合は食べ物の成分の中に腎臓の負担増となるものを摂取しないという観点から食材に求められるものは「低タンパク、低ナトリウム、低リン」のものです。
その点、リンゴは、タンパク質、リン、ナトリウムの成分は他の果物と比較しても少なく、具体的に果物別の100g当たりの①リンの含有量、②ナトリウム含有量、③タンパク質含有量、④カロリーは次のとおりです。
・ 干しぶどう 90 mg 12 mg 2.7g 301kcal
・ 干し柿 62 mg 4 mg 1.5g 276kcal
・ アボガド 55 mg 7 mg 2.5g 187kcal
・ キウイフルーツ 32 mg 2 mg 1.0g 53kcal
・ いちご 31 mg 2 mg 0.9g 34kcal
・ バナナ 27 mg 0 mg 1.1g 86kcal
・ なつみかん 21 mg 1 mg 0.9g 40kcal
・ はっさく 17 mg 1 mg 0.8g 45kcal
・ ぶどう 15 mg 1 mg 0.4g 59kcal
・ みかん 15 mg 1 mg 0.7g 46kcal
・ 柿 14 mg 1 mg 0.4g 60kcal
・ 梨 11 mg 0 mg 0.3g 43kcal
・ りんご 10 mg 0 mg 0.2g 54kcal
この表から、リンゴは果物の中でもリン、ナトリウム、タンパク質の含有量が低く、腎臓病のときにオヤツとして与えることに向いている食材だということが分かります。
犬の腎臓病にリンゴは適している?
りんごは栄養素が豊富で、人にとっては「医者いらず」という別名を持つほどです。
リンゴの成分にはペクチンやポリフェノール、カリウム、豊富なビタミン類が含まれているからで、これらの成分は犬にとっても効果のある栄養素です。
そして、犬の腎臓病にとって改善が必要だと云われる便秘の解消に効果があるほか、筋肉の強化や脂肪減少、歯垢付着防止など、様々な効果が得られます。
このため、犬用のサプリメントにはりんごの成分を使って製造したものがあるほどです。
また、愛犬が腎臓病を患っていたとしても、前述のとおり「低リン、低ナトリウム、低タンパク質」な食材なので問題はありません。
与え方としては、オヤツとして与えてもいいですし、細かく裁断して腎臓病用のフードに振りかけてあげても問題はありません。
愛犬にリンゴを与える時の注意事項
以上のとおり、腎臓病を患った犬にとってもリンゴは食べてもよい食材ですが、与える時には何点かの注意事項がありますので、ご案内します。
リンゴを与える量を少しずつにする
犬は環境の変化に弱い動物です。
勿論、個体差はあるでしょうが、初めて食べるリンゴを突然に大量に与えてしまうとナカナカ食べなかったり、食べてしまうとお腹をこわしてしまうケースもあります。
このため、オヤツとして与えるのであれば、初めは一切れ二切れから、フードに振りかける場合でも少しずつ量を増やしてあげていくことが必要です。
リンゴは皮のまま与えるのが効果的、けれどもしっかりと洗ってあげる
リンゴの皮には多くの栄養分が含まれているので、愛犬にリンゴを与えるのであれば皮は剥かないで食べさせる方が効果的です。
しかし、多くのリンゴは栽培される過程で農薬が使われていますので、しっかりと洗ってあげる必要があります。
水に浸すだけでなく、手で皮を擦るように洗ってあげることで、かなりの農薬が除去できますので、是非、洗ってから与えてください。
リンゴの種は必ず取り除く
リンゴの果実の中で唯一生物に悪影響があるのが、リンゴの種に含まれるアミグダリンという成分です。
特に、身体の小さな犬の場合は少しの成分でもそれが原因で体調を崩してしまうことがあります。
このため、リンゴを与えるときは、種は必ず取り除いてあげましょう。
リンゴが体質に合わない場合
リンゴは犬にとっても栄養が豊富な食材ではありますが、犬にも個体差があり、中にはリンゴが体質的に合わないで下痢などを繰り返すケースもあります。
初めの1~2回目に下痢をするというのではなく、いつも下痢をしてしまうというような場合は体質的に合っていないと言えますので、そのような場合はリンゴを欲しがっても与えない方がいいと言えます。
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