みなさん、こんにちは!愛犬は元気にしていますか?
ところで、みなさんの愛犬は、歩く方がいつもと違うというようなことはありませんか?
よくお聞きする話として、愛犬に留守番をさせていて、飼い主さんが帰宅するとテーブルの上に置いてあったはずのものが床に落ちていて、愛犬が肢を引きづって歩いているというようなお話です。
特に、仔犬の場合は、何にでも好奇心旺盛で、本当に何をしでかすのか分かりません。そして、そんな時にどうしても気になってしまうのは動物病院に支払う治療費ですよね。
今回は、「犬が骨折したときの費用は?」についてご案内します。
犬が骨折したときの治療費は高いの?
犬が骨折して手術した場合は20~30万円程度必要
犬が骨折した場合の治療費は、人と違って保険がききませんので、ペット保険に加入していない場合は高額な治療費を要することになります。
では具体的には、いくら位の金額が必要なのでしょうか?
骨折の治療費用は、動物病院によっても異なってきますし、治療の種別によっても違ってきますが、外科手術を実施して1週間~10日間程度入院した場合で、その入院費を含めて総額で約20~30万円ぐらいの治療費が必要です。
また、骨折でも手術を実施せず、ギプス固定を行った場合では約3~5万円ぐらいの治療費が一般的です。
しかし、骨折している部位、骨折の種類などによっては、手術が難しく入院期間が長引くことになるので、治療費としては50万円以上かかってしまうこともあります。
さらに、複雑な骨折の場合は、退院後の通院やリハビリ、更には投薬にも費用を要することになってしまうため、治療費は増大していくことになります。
このため、ペット保険に加入していると手術代や入院費の自己負担を少額に抑えることができますので、万が一の時のためにもペット保険に加入することも検討しておくと良いでしょう。
うちの愛犬が骨折した時の治療費用の明細
それでは、次にうちの愛犬が骨折したときの治療費用の明細を公開します。
うちの愛犬の場合は、手術代、入院費用など全て併せて20万円程度でした。(ちなみに、この治療終了後にペット保険に加入しました。)。
診察初日の治療費用
診察料《1,080円》+注射料《1,620円》+✕線検査《5,400円》+血液検査《10,800円》+他《1,080円》=23,980円(税込み)
入院から退院までの治療費用
入院費《3,240円×10日》+注射料《1,620円×8回》+✕線検査料《5,400円×2回》+皮膚検査《540円×2回》+内外用薬《1,080円×2回+1,296円+864円》+手術料《70,200円》=131,760円(税込み)
退院後の1週間ごとの定期検査
★定期検査1週目
再診料540円+包帯の巻き直し1,080円+✕線検査料5,400円+内用薬864円
=7,884円(税込み)
★定期検査2週目
再診料540円+包帯の巻き直し1,080円+X線検査料5,400円=7,020円(税込み)
★定期検査3週目
再診料540円+点滴注射料4,860円+包帯の巻き直し1,080円+✕線検査料5,400円
+内服薬864円=12,744円(税込み)
★定期検査4週目
再診料540円+✕線検査料5,400円=6,264円(税込み)
定期検査4週目で包帯が取れて日常生活に戻ることができました。
また、2か月後に抜釘手術を受けて、入院費用を含めて18,360円(税込み)でした。
以上、治療費総額で208,012円(税込み)を要しました。
獣医さんからは「25万円前後」と言われていたので、若干治療費は安くて済んだのですが、それでも20万円は私にとっては軽く支出できる金額ではありませんので、以降はペット保険に加入しました。
犬が怪我・病気をした場合の治療費の相場は?
それでは、骨折に限らず、犬が怪我・病気をした場合の治療費の相場というのはいくらになっているのでしょうか?
獣医師会では、目安・相場として、次のような医療費の総額費用の目安が示されています。
- 膝蓋骨脱臼 20万円~35万円(うち手術費用約17,000円~47,000円 )
- 骨折 20万円~30万円(うち手術費用約50,000円~75,000円 )
- 乳腺腫瘍 5万円~10万円(うち手術費用約約26,000円~43,000円 )
- 異物誤飲 10万円~20万円(うち手術費用約38,000円~50,000円 )
- 歯周病、歯槽膿漏 3万円~30万円(うち手術費用約3,500円~9,000円 )
こうして見ると、骨折、脱臼は多くの治療費用がかかってしまうことは分かります。
皆さんも愛犬に骨折・脱臼をさせないように、ソファーを低くする、階段など高さのあるところを登らせない、フローリングで滑らないようにマットを敷くなどの怪我をさせない環境作りを工夫してあげてください。
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