みなさん、こんにちは!愛犬は元気にしていますか?
ところで、愛犬は涙やけになっていませんか?
私の知り合いの飼い主さん牡、かなり重度の涙やけだったポメラニアンを飼っていて、すつかりと改善されていました。
一方で、涙やけと言っても、その原因は様々で、その個体差に応じて涙やけの原因を特定して、その原因に応じた対策をしてあげることが大切になってきます。
ちなみに、その知り合いの飼い主さんがポメラニアンに施されていたのが、マイボーム腺の活性化により涙膜の油分の分泌を促進させて涙が目元にこぼれ落ちるのを防止するというものです(その内容は次に記載しましたのでご覧ください。)
しかし、この方法は、飼い主さんが愛犬の目の周りのマッサージをした上で、まばたきをさせるなどの施しをする必要があり、犬によってはハードルが高いという場合もあろうかと思います。
実際に、うちの愛犬の場合は、ちょっと嫌がったところもありましたが、慣れてくることによって、これらの施しは可能でしたが、一緒に習った別の飼い主さんのところでは、結局できなかったとのことでした。
一方で、愛犬の涙やけも、その体調状態を表しているものだと考えると、一つの方法だけを実施していれば完全にOKというのではなく、総合的な健康管理が必要です。
実際に、知り合いのポメラニアンの飼い主さんも、食事を手作りにされるなど、工夫しておられました。
このような細かくて基本的な健康管理を繰り返していくことで、愛犬の体調も改善されていきます。そういう意味では、人間の健康管理と同じです。
今回は、「犬の涙やけを消すためのガイド/対処法」をご案内していきます。
犬の涙やけを消すための手作り食
ぺット関係の書籍やインターネットなどの記事を見ていますと、犬の涙やけの改善方法の中で一番多い対処法が、ドックフードから手作り食に変更するというものです。実際に、手作り食にしたら直ぐに治ったという内容をよく目にします。
ペット関係の書籍やインターネットに記載されている涙やけ対策としての手作り食の内容を要約すると、乾燥タイプのフードの場合は、どうしても水分不足になりやすく、犬の涙やおしっこなどの濃度が高くなり、さらに便を臭くなってしまいます。
一方で、手作り食に変更したところ、愛犬が余り水を飲まなくなったほか、おしっこの色も透明っぽくなり、「目やに」の色も薄くなったという声があがっていますので、涙の濃度も当然に薄くなり、涙やけしにくい性質の涙となります。
また、涙やけの原因は、鼻涙管が老廃物で詰まっていることや、マイボーム腺からの涙膜の油分の分泌が悪いといった症状も考えられますが、この双方の症状ともに犬の体内の油系水分が不足して発症している可能性が考えられます。
つまり、愛犬に手作り食を与えることによって、鼻涙管の老廃物の詰まりが流れやすくなり、マイボーム腺から涙膜の油分も多く分泌されるなど改善されています。
人間には「医会同源」という言葉がありますが、食べ物を改善していくと、人間を含めた動物は体調が変っていきます。
その体調の改善は、人間よりも体重の軽い小型犬などでは顕著な結果となって現われてきます。このため、カロリーの低い鶏肉などを中心とした手作り食にしていくと、個体差はありますが、早ければ1か月ぐらいから涙やけが薄くなってきます。
また、愛犬に鶏肉などを中心とした手作り食を与えることによって、涙やけだけでなく、毛並みも変わってくる犬もいると言われていますが、毛並みが変わるのは、犬の内臓の働きが良くなったという証拠です。
一方で、涙やけに関するインターネットの記事を見ていると、高級なフードが販売されていて、「添加物なし。」をうたっていて、これによって涙やけが改善されると広告されていますが、効果があるか否かが個体差があるので何とも言えません。
しかし、手作りは手間がかかるというデメリットはありますが、例えば冷凍庫で作りおきをするなどの対応もできますので、愛犬の涙やけを治してあげたと思っておられる方は、是非、実施することをお勧めします。
犬の涙やけを消すために涙を拭き取る
この方法は、単純に愛犬の目元を拭き取る回数を増やすというもので、目から溢れ出た涙が変色して涙やけとなっていますので、涙を拭き取ってやることによって物理的に目の周辺の清潔さを保ち、涙やけを押えようとするものです。
また、愛犬の目元を拭き取る際に、市販されている消毒液やあるいはホウ酸水などを利用するケースもありますが、一緒に習った飼い主さんに聞いたところ、効果には個体差があるということで、その飼い主さんの愛犬には色々と試行していったということでした。
その中で、最も効果的だったのが、「ラファンシーズ クリアフェイス」という商品だったということです。
一方で、涙の量は犬によって個体差があり、様々な原因で涙の多い犬もいます。
この涙の量を測るのに「シルマーテスト」というものがあります。
飼い主さんが目元を拭いてあげるのが、気が付いた都度に拭いて間に合う程度の分量であればいいのですが、30分前に拭いてあげたのに、もうびっしょりという場合は、このシルマーテストを受けて、併せて涙の量が多い原因を獣医さんに診てもらう必要があります。
ちなみに、涙が多くなる原因として考えられるのが、逆さまつげや、鼻涙管が詰まっていることなどの原因が考えられます。
ポメラニアンの涙やけを消すため毛を短くしてシャンプーを小まめに実施
愛犬の目元周辺の毛が涙で濡れて雑菌が繁殖して涙やけになるのですから、それを緩和するために、目元周辺の毛を短くするということも考えられます。
つまり、涙が流れでてしまって、まぶたの下の毛に付着したとしても、その毛が短ければ早い目に渇いて雑菌の増殖を抑える効果がありますし、目元周辺の毛を刈って風通しが良くなると雑菌の増殖を抑えるという理屈です。
目安としては、10~20日に1回ぐらいのペースに目元周辺の毛を整えてあげると、愛犬の目元の毛が常に清潔に保つことができます。
また、目元を中心に飼い主さんが刈り込んでいくと、他の箇所とのバランスもよくありませんので、トリミングの頻度は増やして20~30日に1回ぐらいは実施してください。
さらに、目の上の毛もポメラニアンの大きな目に入ってしまいがちになり、涙が出てしまう原因にもなりますので、トリミングで綺麗にしてあげてください。
また、シャンプーですが、目元が涙で汚れる前に、目元から雑菌が繁殖する前に洗い流すことを心掛けていただくよう、1週間に1回は洗い流してあげてください。
ただし、目元へのシャンプーは、シャンプーが目に入ってしまうと、愛犬の目を傷つけという角膜潰瘍の原因にもなります。その結果、涙が多くでてしまうことにもなりますので、注意してあげてください。
まとめ
以上のとおり、今回ご案内させて頂いた内容は、
- フードから手作り食に変更する
- 目元が涙で溢れて、濡れていれば拭きとってやる
- 目元の清潔を保って毛を短くして、こまめにシヤンプーしてやる
というとてもシンプルなものですが、このような基本的な施しをしていってあげることが必要です。
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