みなさん、こんにちは!愛犬は元気にしていますか?
ところで、みなさんの愛犬はいつもと違う違和感のある歩き方をしたりしていませんか?
実は、犬という動物は、飼い主さんに怪我をしていることを隠そうとする傾向にあります。
このため、飼い主さんが愛犬の歩き方に違和感を感じて動物病院に連れていくと、骨折して時間が経っていたので骨が付いていたという事例も多々あるのです。
特に、骨折しやすい仔犬・老犬・小型犬の場合は、いつもと違う歩き方には注意が必要なのです。
具体的には、スムーズではない、引きずり気味に歩いているなどの違和感が見られたら、直ぐに獣医さんに診てもらう必要があります。
今回は、「犬が骨折時の歩き方はスムーズでない、引きずり気味、隠そうとするので注意!」についてご案内します。
犬が骨折したときの変化は?
愛犬の四肢のどこかに骨折が生じた場合、まずは、歩き方に変化が表れます。
具体的には、歩き方の変化として、気を付けたい内容は次のとおりです。
- 四肢を地面につけて歩けているか
- 肢を引き引きづったり、震えたりしていないか
- スムーズに歩けているか
また、繰り返しになりますが、犬は飼い主さんに怪我をしていることを隠そうとする傾向があります。
さらに、骨折の箇所によっては、通常どおり歩ける場合もあります。
このため、ぶつけた場合や、こけた場合などで、歩き方がいつもと同じでも、愛犬に次のような症状が見られるときは注意してあげる必要があります。
- 元気がなく、隅でじっとしている
- 震えている
- 関節など腫れているところがある
- ジャンプをしたり走ったりしない
- 身体を触ると嫌がる
特に、「元気がなく隅でじっとしていることが増えた。」、「震えている。」という症状は、骨折の場合に限らず愛犬の身体に異変が生じていることがあります。
愛犬は野生の習性で、怪我や病気をした場合に、敵に狙われないようにするため、狭い場所などに隠れる習性がありますので、注意してあげてください。
犬の歩き方がおかしい時は直ぐに病院に行った方がいいの?
次に、上記のとおり、愛犬の歩き方がおかしい時の対応についてご案内します。
例えば、愛犬と遊んでいて、どこかにぶつけた場合や、フローリングなどで滑ってこけてしまった場合などで、愛犬が肢を上げてケンケンの状態で歩く場合があります。
このようなときは、直ぐに獣医さんに診てもらった方がいいのでしょうか?
これは、結論から言いますと、翌日でも差し支えありません。
つまり、愛犬の歩き方にスムーズさが欠けていたり、肢を少し浮かせた状態で歩いていて、隅でじっとしているような場合で、次の日も回復の兆しが見られずにその状態が続いているようであれば、獣医さんに診てもらう必要があると考えてください。
四肢の骨折は、確かに重症ではありますが、命に別状を来すものではありませんので、1日様子をみても差し支えありません。
ただし、例えば、車に引かれた場合や、物にぶつかった場合でも、キャンキャンと鳴いていて、明らかに骨折が想定されるような場合は、早い目に獣医さんに診てもらう必要があります。
犬の肢の骨折を防ぐために飼い主さんとしての注意事項
自宅内の工夫
犬が骨折をする原因は、例えば、ソファなどの自宅の高い場所から落下した場合や、フローリングの上などでの転倒した場合、他の犬との喧嘩した場合などにより、骨に大きな負担がかかったときです。
このため、愛犬の骨折予防の観点から、自宅内においては、
- ソファを低いタイプのものにする
- 階段などの高い場所には登らせないように工夫する
- フローリングの上などは滑らないようにマットなどの敷物で覆う
などの工夫をしてあげてください。
日常生活での工夫
また、仔犬・老犬などのように骨折が生じやすい場合は、飼い主さんが気が付かないような出来事でも骨折が生じていることがあります。
このため、愛犬を抱きかかえたり、抱っこしてあげるような中で、特定の姿勢を嫌がったり、特定の部位を触られるのを嫌がるようなサインがあれば、注意して見逃さないようにしてあげましょう。
さらに、骨折をしやすい犬は、一般的には筋肉量が少ない犬が多いと言えます。
これは体を覆う筋肉量が少なくなり、骨が外的な衝撃を受けやすくなるからです。
このため、愛犬に合った運動量を確保するため、散歩は、
- 大型犬で1日2回60分程度
- 中型犬で1日2回30分程度
- 小型犬で1日1回30分程度
を目安にして連れていってあげましょう。
また、運動量が減ることと食事量が減ることで骨密度の低下が生じますので、健康寿命を延ばすためにも食事のバランスにも気を付けてあげましょう。
特に、老犬の場合は、骨折は寝たきりになりやすいので原因にもなりますので、飼い主さんとしてしっかりと対策してあげましょう。
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