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犬の下痢が うつる、感染の原因となるウイルス、寄生虫、細菌に注意!

犬が下痢をしたとき

みなさん、こんにちは!愛犬は元気にしていますか?
ところで、みなさんの愛犬が下痢をしたときに、飼い主である人にうつること・感染することがあることってご存知でしょうか?

また、周囲の犬の下痢が、愛犬にうつること・感染することがあるのでしょうか?

今回は、「下痢うつる、感染の原因となるウイルス、寄生虫、細菌に注意!」をご案内します。

 

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犬が下痢の原因はウイルス?寄生虫?細菌?

犬の下痢は便の水分量が多くなっている状態をいいますが、下痢の原因は様々です。

この便の水分量が多くなる原因としては、普段食べている食事を変更した、食べすぎの場合のほか、ストレスなどの場合もあります。

このようなものが原因の場合は、犬の下痢が他の犬や人にまで感染することはありません。

しかし一方で、犬の下痢の原因が①ウイルス・②寄生虫・③細菌が原因となっている場合、他の犬への感染は勿論のこと、人へも感染することがありますので注意が必要です。

なお、犬の下痢の原因が①ウイルス・②寄生虫・③細菌による場合は、主なものとして次のようなものがあります。

 

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犬の下痢の原因がウイルスによる場合

犬の下痢の原因がパルボウイルスによる場合

犬パルポウイルスは、ウィルス性の犬の下痢の原因としては、最も頻繁に見られるものです。

症状としては、激しい嘔吐と下痢が生じるとともに、死に至ることがあります。

感染の原因としては、このウイルスに感染しているワンちゃんの糞便などに含まれる犬パルボウイルスを口から摂取することで感染します。

なお、人への感染はありません

 

犬の下痢の原因がジステンパーウイルスによる場合

犬ジステンパーウイルスは、ヒトの麻疹(はしか)とよく似た構成のウイルスで、ヒトの麻疹(はしか)と同様、強い感染力を有しています。

症状としては、感染初期に発熱があった後、熱は下がり、成犬や免疫力の強い犬は治りますが、仔犬や免疫力の弱い犬は再度発熱して、くしゃみ・鼻水・咳などの呼吸器症状や、食欲不振・嘔吐・下痢などの消化器症状、さらには結膜炎・白血球減少・体重減少などが生じて、さらに、ジステンパー脳炎・震え・けいれん発作・後躯麻痺の神経症状を発症していきます。症状が酷くなると死に至るケースも多く、治っても後遺症が残る場合もあります。

感染の原因としては、このウイルスに感染している犬の鼻水・唾液・目やに・尿などに接触することで感染するほか、近距離では空気感染の場合もあります。

なお、人への感染はありません

 

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犬の下痢の原因が寄生虫による場合

犬の下痢の原因が寄生虫による場合は、人への感染のおそれがあります

寄生虫は、主に犬の口や肛門のまわりなど虫卵として付着していますが、飼い主さんが愛犬と濃厚なスキンシップを行った後、手を洗わないときには手に付着した寄生虫の虫卵を口から飲み込んでしまうと、人にも感染することがあります。

このため、飼い主さんとしては、次のような行動はやめるべきです。

 

犬とキスをする食事を口移しで与えることをやめる

愛犬とのキスや、同じハシ・食器でご飯を与えたり、口移しで食事を与えたりしていると、飼い主さんが寄生虫の虫卵を飲み込んで感染することがありますので、やめるべきです。

また、犬は本能的に自分のリーダーである飼い主さんの口を舐めようとします。例えば、大好きな飼い主さんが帰宅した時には、嬉しくって、喜んで口を舐めにきますが、この愛犬の行動についても「ダメ」と言ってしつけるようにする必要があります。

なお、愛犬が飼い主さんの手を舐めるというのはよくあることですが、ここまで制限を加えてしまうと肝心な愛犬とのスキンシップが図れません。

したがって、愛犬が飼い主さんの手を舐めるというのは直接的に寄生虫の虫卵が飼い主の口に入るのではないためいいのですが、愛犬とのスキンシップをして十分に可愛がってあげた後は、飼い主さんはしっかりと手を洗うことを心掛けましょう。

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犬と一緒に寝ることをやめる

愛犬と一緒に寝ることは、愛犬の身体に付いている寄生虫の虫卵が、寝ている間に飼い主さんの口に入ってしまう可能性があるため、やめるべきです。

また、飼い主さんと愛犬との順位・序列をはっきりと飼い主さんがリーダーだと認識させるため、人と愛犬が一緒に寝ることはやめたほうがいいと言えるでしょう。

なお、今まで一緒寝てきた状況を急に離れて寝ることができない等の話もお聞きしますが、まずは同じ部屋の別の場所で寝るところから始めていくようにしましょう。

ノミをつぶしたときには直ぐに手を洗う

愛犬に付いていたノミを手でつぶすこともあると思いますが、そんなときは直ぐに手を洗いましょう。
ノミを手でつぶした場合は、瓜実条虫の仔虫が手に付いて、そこから口に入って寄生虫に感染することがあります。

愛犬の糞便は直ぐに始末する

愛犬の糞便は、寄生虫感染の感染源になるほか、ニオイも生じるものですので、直ぐに始末するようにしましょう。

また、愛犬の糞便を始末した後は、直ちに手を洗うようにしましょう。

 

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犬の下痢の原因が細菌による場合

犬の下痢の原因が細菌による場合は、人への感染のおそれがあります

犬の下痢を引き起こす細菌は、大腸菌・サルモネラ菌・エルシニア菌・カンピロバクター菌・ウエルシュ菌などがありますが、これらの多くは正常な犬の糞便からも検出されるものもあります。

 

関連記事:犬に口を舐められて感染する病気

 

しかし、犬の腸が正常な場合は腸内細菌がバランスをとっていますが、犬の腸が下痢をしている場合は腸内細菌のバランスが崩れ、下痢を引き起こしている菌が増殖している状況になっています。

なお、これらの下痢を起こす菌の多くが人にも感染する菌であるため、飼い主さんとしては、糞便を片付けた後は必ず手洗いをする必要があります。

 

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犬が下痢をしたときは、幼児、年配者は特に注意すること

上記のとおり、犬が下痢をしている場合では、その原因によっては人にも感染します。

特に、抵抗力が少ない乳幼児や、年配者は、寄生虫・細菌に侵された場合、その症状も酷くなってしまいます。

このため、愛犬との接触は、次のような一定のルールを守って、感染を予防しましょう。

  • 幼児を愛犬のトイレには近づけない、糞尿は直ぐに始末する
  • 親の目が届かないところではスキンシップさせない
  • 愛犬とスキンシップをした後は手洗いはこまめにさせ、愛犬に幼児の口を舐めさせない
  • 幼児・年配者の体調が少しでも悪いときは、愛犬と遊ばせない
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コメント

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